トラベルワーカーズ:便利屋ギルドの「新しい働き方」の挑戦事例
新しい働き方を目指す便利屋ギルドでは、2019年12月からトラベルワーカーズという実験的な試みを行っています。
トラベルワーカーズは、ジョージアで運営しているゲストハウス「カカシハウス」を拠点として、文章の執筆(ライティング)をすることで宿泊費と食費を無料にするというものです。
ライティングに関してはこの企画からさらに進化させて、現在では毎月1日スタートの「便利屋ギルドのライティング講座」の開催にまで至っています。
この記事では、新しい働き方を提案する企画であるトラベルワーカーズという仕組みについて説明しながら、ライティングの面白さについても解説します。
新しい働き方「トラベルワーカーズ」は、こうしてはじまった
トラベルワーカーズの参加者は、2019年の大みそかが差し迫った12月20日の1本のツイートによって募集を行いました。
こちらが実際の募集ツイートです。
https://twitter.com/Shandy_Life/status/1207796029262901250
年の暮れに「2020年1-2月に自力で来れる」という条件付きながらも、多くの応募があり、年明けから徐々にトラベルワーカーズの参加者たちが、ジョージアのカカシハウスへと到着しました。
宿泊費と食費の文字払いという仕組み
自社の現地法人が運営するゲストハウスだからこそ気軽に始められた仕組みではありますが、トラベルワーカーズの”文字払い”の仕組みは、さまざまな形で活用することができます。
カカシハウスの宿泊料は、2週間を超える長期滞在であれば1日5ドルです。また、毎晩の食事は8ラリ飯と名付け、宿泊者であれば250円程度を現地通貨ジョージアラリで支払うことで食べることができます。
つまり、宿泊と食事の合計金額は800円程度です。
現在のライティング市場での一般的な執筆料は、全くの初心者ライターで0.3円から0.5円程度です。
ここから計算すると、ライターとして1日に1600文字から2700文字くらいを書いてもらえれば、ジョージアでは宿泊費と食費が賄えるということになります。
だいたい2時間もあれば、十分に執筆が可能なボリュームです。
新しい働き方への挑戦:トラベルワーカーズ
宿泊や食事かかる代金を、文章の執筆(ライティング)による文字払いに対応したことがトラベルワーカーズの仕組みです。
飲食店で皿洗いを手伝ったら、食事が無料の店があるのと同じ仕組みです。
ただし、ライティングは世界のどこにいても作業が可能で、ちゃんと書き続けることができれば月30万円程度の継続した収入を得ることができます。
出社時間がなく、世界のどこでも働けるという点では、ライティングは新しい働き方のひとつの答えだと言えます。
冒頭にも書いた通り、2020年6月からは「便利屋ギルドのライティング講座」をスタートさせ、全くの未経験の初心者ライターを「5万円を稼げるまで」の間、しっかりと文章執筆のノウハウや技術を教えるオンライン講座を開講しました。
便利屋ギルドでは今後も、新しい働き方を求めて新しい挑戦を続けていきます。